PMBOKガイドの恩恵

PMBOKガイドがあることによって、どのような恩恵がうけられるのでしょうか?どのようなインパクトを世界中に与えているのでしょうか?

 

PMOBOKガイドがグローバルスタンダートになっている理由が、その解となりうるのだと思います。PMBOKガイドは2つの大きなインパクトを持っております。

 

プロジェクトマネジメントの概念を初めて体系化

PMBOKガイドが出現する以前は、プロジェクトマネジメントのやり方はプロジェクトマネジャーに依存しておりました。そうなりますと、うまくいくプロジェクトもあれば、失敗に終わるプロジェクトもあり、プロジェクトの成功は、誰がプロジェクトをマネジメントするかに大きく依存していたと思われます。一方で、PMBOKガイドはプロジェクトマネジャーのスキルに依存していた問題点を解消し、だれもが一定の高水準でプロジェクトマネジメントできるように、プロジェクトマネジメントの考え方や手法を体系化されたものなのです。
そのおかげで、今日のプロジェクトマネジメントの発展に大きく役立つ基礎ができていると思います。

 

プロジェクトプロセスをマネジメントする概念の創出

PMBOKガイドが出現する以前のプロジェクトマネジメントのやり方は、製造業等で謳われているQCD管理が中心でした。QCDは一般にプロジェクト管理の3要素とも呼ばれており、Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)という3つのゴールを定め、その目標に向かってプロジェクトをコントロールするというものです。QCD自体は悪い考え方ではないのですが、プロジェクトのゴール設定をすれば、品質、コスト、納期を満たせるほど単純ではないのがプロジェクトなのです。

 

PMBOガイドの考え方は、「プロジェクトを成功で完了させるためには、成功に至るプロセスもコントロールする必要がある」という考え方です。この考えに基づいて、PMBOKガイドでは、品質・コスト・スケジュール以外にも、スコープ、リスク、資源、コミュニケーション、調達やステークホルダーなども明確なコントロール必須対象と規定しております。これらのプロセス項目は、プロジェクトの成功基準の一つであるQCDを達成するためにはきちんと管理する必要があるとPMBOKガイドでは考えられております。

 

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