リスクマネジメント失敗談
PMP試験対策講座のPMP講師のブログで”PMP試験対策に役立つ情報”を発信してゆきます。
PMP講師の得意分野であるリスクマネジメントを取り上げておりますが、具体的にリスクマネジメントをしなかったために、
どのような被害が発生してしまったのか??という事柄を記事にしていきたいと思います。
皆様の今後のリスクマネジメントのご参考になれば幸いです。
私のリスクマネジメントの失敗談
2011年当時、当時製薬会社でプロジェクトにアサインされ、チームで医薬品の開発をしておりました。このプロジェクトの途中からプロジェクトにアサインされた私は、実のところプロジェクトの情報の処理に難渋しておりました。
<このプロジェクトは、医薬品の開発プロジェクトで海外で実施した健康な日本人を対象とした試験でした。海外で実施した臨床試験データーを日本に持ってきて、
そのデーターをまとめて日本で使用できる医薬品として開発が進められたプロジェクトです>
なぜプロジェクトデーターのまとめに難渋していたかと言いますと・・・
このプロジェクトは、海外でのデーターをアウトプットする会社と、そのデーター計算してくれる分析会社が別々であり、個別に契約していたのです・・・
これって、実はものすごーく2度手間で、何のために業者に業務委託しているのかさっぱり意味不明な状況で、毎晩夜中まで残業する羽目になっていましたよ。。。
データーの責任は、委託した側にあるので、結局最終確認は私を含めた先輩とで実施していました。でもね・・・1社に問い合わせするたびに、もう一社にも同じことを言わないといけない状況だったんです・・・
しかも、一方には英語、一方には日本語で・・
2つのことを別々の会社に業務委託すること自体が、「社員が疲弊してしまう可能性がある」というリスクだったんですね・・・
3ヶ月間ぐらい、ほぼ毎日12時まで残業、その後はタクシーで帰宅。また次の日9時から業務をして、12時まで残業。タクシーで帰宅の毎日。
会社からすれば、残業代、タクシー代も大きな負担ですが、何より社員の健康が損なわれる可能性が一番の損害ですよね‥
私は、当時新人でしたが、当時から「これは何か問題があるまま、プロジェクトがスタートした!に違いない」と思いっていました(笑)
このような体験を期に、私は複数業務の委託の際は、なるべく同じ会社に一括で業務委託することを自身のリスクマネジメントのポリシーとしております。
同一の業務委託会社に業務委託することができていれば、もっと楽に確認作業を進めることができましたよね!
この経験は、完全にリスクマネジメントの失敗談ですね(笑)
プロジェクトで必要な事以外発生させないための方法こそ、
「プロジェクトのリスクマネジメント」なのです!
プロジェクトのリスクマネジメント方法を身に着けたい・正しいリスクマネジメント手法を知りたいという方はへ…⇒リスクマネジメントセミナー
一方で、アジャイル開発には、プロジェクトを進めるにあたり、アジャイル開発特有のリスクのマネジメント方法なども特徴的です。
この点も、もちろんリスクマネジメントセミナーで詳しく取り上げております
⇒リスクマネジメントセミナー